2006年05月04日

セレンディピティってどこから来た言葉・・・

セレンディピティ 

最初は、単なる英語の単語かと思っていましたがインターネットで、検索したらとてもいい説明が、すっきりです。うんちくになりました。

以下 (インターネットって、セレンディピティを加速するすごい道具です)

セレンディピティ
 運命というのは努力した人に偶然という橋をかけてくれる。

 インドの突端に「インド洋の真珠」と呼ばれるセイロン島がある。

 1972年に完全独立を達成してスリランカと改称するまでは、長らくセイロンと呼ばれていた島国である。ペルシャ時代にはこの島をセレンディップと呼んでいたという。ペルシャが世界に権勢をはっていたころ、ペルシャ人にとってセレンディップはロマンの島であったらしい。
 「セレンディピティ」というのはイギリスの首相ロバート・ウォルポールの一番下の息子で『オトランド城奇譚』(1765年)などを書いたゴシック小説の大家ホレス・ウォルポール(Horace Walpole)が童話『セレンディップの三王子』(Three Princes of Serendip)について書いた言葉に由来する。彼の1754年1月28日付けのホラス・マン(Horace Mann)宛の書簡に“this discovery, indeed, is almost of that kind which I call Serendipity, a very expressive word.”と書いてあったのだ。もとは、ペルシャの説話でヨーロッパに初めて紹介したのは、Christoforo Armeno(クリストフォロ・アルメノ“Cristoforo”とも表記)著のPeregrinaggio di tre giovani figliuoli del re di Serendippoという書名のイタリア語の16世紀の本だという。これを翻訳で読んだウォルポールが新語を造ったのだ。次のような話である(英語訳は原作に忠実ではないようだ)。

 その昔、セレンディップの王国時代に3人の聡明な王子がいた。王子たちにはそれぞれ賢い家庭教師がついていた。家庭教師たちは教育の仕上げに、旅でいろいろ経験させたいと進言し、王子たちは王である父に、見聞を広めるために航海に出たいと申し出た。そこで王は国を悩ませていた龍を退治する方法を探すように命じる。父と相談しながら構想を練り、計画をたて準備万端ととのえた王子たちは意気揚々と船出するが、緻密な計画はすぐに頓挫する。周辺国を踏破し、非常に発見が困難とされる龍の珠などの宝物を持ち帰るように命じられているのだが、暴風雨に見舞われ、海賊に遭遇し、次々に思いがけないできごとが起こって、思いがけない冒険を強いられる。王子たちは果敢に立ち向かい、そのたびごとに成長していく。船出する前には予想もしていなかった体験を積んで、さまざまな貴重な収穫を得たのであった。王から頼まれた探し物は得られなかったが、立派に成長したことが何よりの宝物だと王は迎える。求めていたもの以外のものを手に入れることができたのである。めでたし、めでたし……。「正論」に囚われなかったのがよかったのだ。

 Oxford English Dictionaryには“serendipity”は次のようである。


 「予期せぬ掘り出し物」「掘り出し物上手」「偶然の発見…」というような意味である。「狙ったものよりも、その横にもっと面白い発見がある」と考えるといい。

 「発見」という言葉をいきなり宇宙のどこかに恒星を発見するようなものだと考えてはいけない。今まで「分かっていたのに気がつかないことが明示化されること」であり、「これまでの結びつきではない、別の結びつきを見つけること」である。

 セレンディピティというものが成立するのは、何かを求めている人がある事柄をずっと探しているからで、元々はそこにあったかもしれないものなのだが、意識することによって「前景化」(foregrounding)して見えてくる、ということなのだ。何かを意識して散歩すれば、町の様子が違って見えるようなものである。

 高橋英夫の『今日も本さがし』(新潮社)にはドイツの文芸学者クルティウスの話が紹介されている。クルティウスは当時、入手困難とされたワイマール版のゲーテ日記を探していたという。ある日、ソーセージを買って、包み紙を見ると、それが何と探し続けていたゲーテ日記の一枚であったばかりか、求めていたまさにその部分だったという。この経験からクルティウスは「精神がひじょうに緊張しているときには、そのための努力をしなくても、求めるものが与えられる」と書いている(という)。セレンディピティというのは「偶然」を「必然」に変える能力である。


arayamanet at 03:24│Comments(0)TrackBack(0)clip!新商品開発 

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